ゲストハウス経営体験プログラムVol.1 詳細

ゲストハウス経営を志している方へ

みなさんこんにちは、私はSTAY HACKという組織(現在法人化手続き中)の代表としてゲストハウスの運営サポートを行っている米澤と申します。

これからゲストハウス経営を目指している方々へ、「ゲストハウス経営体験プログラム」をご提案致します。

以下、詳細を書きますので、ご興味のある方はぜひお読みいただき、ご参加いただければと思います。

ゲストハウス経営の現状

東京オリンピックが決定する前から、ゲストハウスなどの簡易宿所は増え始めていて、民泊の台頭もあって、宿泊施設の開業の勢いは現在も止まっていないように思います。

色々な理由でゲストハウスの開業を希望している方がいらっしゃると思いますが、「開業する場所」に関しては大きく3種類になると思っていて、その場所に応じてメリットとデメリットがあると思います。

①都市部

札幌、東京、金沢、名古屋、横浜、京都、大阪、神戸、広島、福岡、沖縄などの都市部では、多くの観光客が訪れるので需要が高いというメリットがありますが、競合となるゲストハウスも多数存在し、競争も激化しています。

また、家賃なども高くなってしまうのが一般的だと思います。

②地方(観光地)

主に温泉地や、地方に存在している観光地などでは、観光客がある程度多く、競合もそんなに多くないという土地があります。

家賃なども比較的少額に抑えられるケースもあり、ゲストハウス経営には向いていると思います。

ただし、都市部から離れてしまうため、住み込みのスタッフ等を雇う場合は従業員の生活が不便になってしまったり、買い出しが大変だったりすることもあると思います。

私は全国、普く知っている訳ではありませんので、どの場所がお勧めかという質問の回答は持ち合わせていませんので、ご了承ください。

③地方(非観光地)

観光地ではない地方では、ゲストハウス経営に適しているとは思いません。

しかし、観光地になっていなくても、魅力のある地方はたくさんあります。自分が生まれ育った地域で魅力あるゲストハウスを経営したいと考える方がいても良いと思います。

観光客が少ないので、集客の難易度が高く、収益性も低いかもしれませんが、やりがいはあると思います。

不十分な(=不確かな)考え方

日本に限らず、世界中のゲストハウスやホステルを見てきた方にとっては、「自分ならこうするぞ」というイメージをお持ちの方がいらっしゃると思います。

しかし、以下のようなイメージをお持ちの方は、黄色信号が灯っていると思います。

  • 私なら、清潔で快適な滞在ができるゲストハウスを作りたい
  • 私なら、ゲスト同士が積極的に交流できるゲストハウスを作りたい
  • 私なら、内装をオシャレに(シンプルに)して注目を集めたい
  • 私なら、観光情報をたくさん提供できるゲストハウスを作りたい

このような考え方は、コンセプトや、目標として持つ分には大いに結構だと思いますが、共通して言えるのは、数値化しにくく『経営が成り立つか』という問題に正面から答えられていないのではないかという点です。

しかし、上記のようなイメージや理想がある方にこそ、ゲストハウス経営をしていただきたいと思っています。

そこで、以下のような「確かな考え方」を身につけていただければ、経営の安定性は増すと考えていて、全国の魅力あるゲストハウスの間で常識化してほしいと切に願っているところであります。

確かな考え方=レベニューマネジメント

「レベニューマネジメント」と聞くと「価格の調整」だと連想する方が多いと思います。だいたい合っているとは思うのですが、その2つを全く同一視している人がいるとすれば、大いに誤解していると言って良いでしょう。

私は、レベニューマネジメントを一応「需要予測を基に、販売を制限する事で、収益の最適化を目指す、体系的な手法」と定義していますが、これだけを聞いても意味不明だと思いますので、詳しく知りたい方は他の記事をお読みください。

本質的なことを言えば、ブッキングカーブ(予約の傾向)やレートヒストリー(価格調整の履歴)等の記録を基に、適正な料金・在庫管理を行い、経営を安定に向かわせる方法です。

数字は正直ですので、客観的に自分の施設が置かれている状況を分析することが可能です。数値化しにくい目標と異なり、レベニューマネジメントは地に足をつけて物事を考えることができるものです。

理想を高く持ち、RMという戦術を手に入れよう

私が知る限り、ゲストハウスにおいて、レベニューマネジメント(RM)を実践している施設は、私の担当施設を除いてありません。

レベニューマネジメントはホテル業界においては常識化されつつあり、絶大な効果を発揮していると思っていますが、その手法もホテル用に作られいるものであって、ゲストハウス用にアレンジされたものは無いと思います。

レベニューマネジメントを知っていれば、仮に競争の激しい都市部でゲストハウスの開業を考えている方でも、充分戦っていけると私は確信しています。

それほど、ゲストハウス業界にレベニューマネジメントはまだ浸透しているとは言えないと思っています。

その素養を身につけた人材を育成するべく、今回のプログラムをご提案いたしましたので、より多くのゲストハウス経営志望者の方々に興味を持っていただければと思います。

前置きが長くなってしまいましたが、以下、プログラムの詳細を書かせていただきます。

概要

レベニューマネジメントをはじめ、ゲストハウス経営を総合的に勉強したい方を対象に、質の高い人材を育成することを目的としています。

私が担当している沖縄県那覇市にあるゲストハウスにご協力いただき、そこで実際に働きながら、実践的な経営スキルを身につけていただきます。

提携先の施設様と雇用契約を締結していただきます。

応募期間

2019年9月1日(日)~同9月30日(月)

応募方法

当社 STAY HACKのTwitterアカウント をフォローしていただき、ダイレクトメッセージから、まずはご連絡ください。

面接場所、日時、内容

対応できる人数が限られているため、面接場所については、基本的に大阪と東京の2か所に限らせていただきます。また会場は未定ですので、面接が決まってからの連絡になります。どうしても他の場所で面接を希望される場合は、一応相談には乗りますが、基本的に対応はできないと思ってください。

同様の理由から、面接希望者が複数いらっしゃる場合は、同日内にまとめて行いたいと思いますので、ある程度希望者が集まったところで、日程を定めて、集中的に行いたいと思います。日時に関しても後日の連絡となります。

内容に関しては、簡単な筆記試験、場合によっては語学力を試すため、一部英語での面接も予定しています。1人につき約60分ほどを予定しています。

※面接会場までの交通費等は、ご本人の負担になりますので、あらかじめご了承ください。

定員

提携先の施設さまから、上限2名との指示がございますので、2名が決まり次第、受付終了となります。

待遇

本人の特別な要望が無い限り、基本的には正社員での雇用になります。

勤務期間に関しては、開始は早ければ9月中から、終了は特に「いつまで」という定めはございません。

勤務場所に関しては、都合上、面接時にお伝えさせていただきます。ネット上で公開できる情報は沖縄県那覇市にあるゲストハウスということのみになります。

基本給与に関しては、能力によって上下する可能性がありますので、面接の中でお伝えさせていただき、その条件で良いかどうかご判断ください。

(給与相場の高くない沖縄という土地柄、また、体験プログラムという人材育成を目的としていることから、基本給与に関しては過度な期待をしないようにお願い致します)

沖縄以外の都道府県にお住まいの方が採用された場合、沖縄までの交通費は当社で負担いたします。ただし、6ヵ月以内で辞退された場合に限り、交通費はご返却いただくことになりますので予めご了承ください。

習得できるスキル(勤務内容)

まず、基本業務(清掃、受付など)は、他の従業員と同様に行っていただきます。

そのうえで、このプログラムを利用して習得できるスキルとしては、

需要予測の必須項目であるブッキングカーブ、レートヒストリー等の作り方や分析の仕方を学んでいただけます。

また、販売の制限の重要な要素である価格調整の理念・哲学や、実際の価格調整の方法が学べます。また、OTA・サイトコントローラー・PMSの構造なども体系的に学習できます。

実際のゲストハウス経営に係る収入と支出のバランスなどを、経費入力業務などを通じて見ることが出来ます。

レベニューマネジメントという手法を、いかにして体系的な(再現性があり誰でもできる)ものとするか、実際の業務への落とし込みの方法、また、全体的な業務の効率化も学習することができます。

さいごに

私は、実際にいくつかのゲストハウスで働いてきて、スタッフとの別れを惜しみながら号泣して卒業した素晴らしいゲストハウスもあれば、スタッフを人として扱わず心身共にボロボロにして働いても、何一つ報われない最低なゲストハウスも見てきました。

私もまだまだ勉強中の身ですが、魅力ある素晴らしいゲストハウスがもしも経営危機に陥っているのだとすれば、何かお役に立ちたいという理由から、レベニューマネジメントの情報発信を行っています。

様々な価値観があっても良いと思う反面、「ゲストハウスという文化」が自由に解釈され、思いや形が分散してしまっている現状を憂いています。

このプログラムが、ゲストハウス業界が良き方向へ進む一助となればと願っています。